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2024/11/24 19:39 |
結局、勉強が楽しいって何だ?
「勉強が楽しくなる塾」としてやっています。

実際、始めて間もない生徒さんの一部を除けば、ほとんどの生徒さんの

勉強しているときの「雰囲気」が変わってきていて、いつも一人で感動しています。


  追い込まれているわけでも、ガツガツ/カリカリしているわけでも、

  だらだらしているわけでも、はしゃいでいるわけでもない、

  独特の落ち着きが出て来るんですね。私の好きな雰囲気。

  そして、そうなればもう安心してみていられます。


さて、そうなるまでのプロセスについて。

  1.結局、上記の状態は、生徒たちは何をしているのか?

    彼らはどうやら、問題との対話、事故との対話を始めています。

    何が求められているのか、それに対して自分がどういうアプローチをとっているのか、

    どこがポイントなのか、そういったことを考えています。

    「自学リテラシー」と名づけたリテラシーのひとつです。

  2.そうなるために、何をしているのか?

    2.1. 答えの正解不正解、テストの点数を、こちらは意識しない(という姿勢を見せる)

      正解不正解、テストの結果については、いやでも本人はわかっています。

      それを、追い討ちを掛けるようにとやかく言っても、言っている方は満足でも、

      効果はありません。

    2.2. プロセス重視

      それよりも、プロセスを大切にして、正解しようが、間違っていようが、

      何をどう考えたのか、それはいったい何なのか?

      なぜ間違えたのか、どこがポイントか、この問題は何を問うているのか、どこで引っ掛けようとしているのか。。。

    2.3. 対話

      上記の内容を、対話形式で進めます。

      対話の中でのきづきが、自分との対話を始めるきっかけになります。

  3. 余計なことをしない

    出来る問題は、いくらやっても出来るだけ、せいぜいミスが出るだけなので、

    やる意味は、生徒にとってはありません(生徒はないと思っています)。

    もちろん、先生側には、理解を確認する、わかっているつもりだけど、

    わかっていないので不安、という意味はあるのですが、生徒は結局飽きてくるだけです。


    では、出来ない問題をやればいいのか?それもNOです。

    出来ない問題なんて、面白いはずがありません。


    じゃあ一体どうすればいいの?

    単純なことです。

    出きるか出来ないかのぎりぎりのところの問題だけをやればよいのです。

    ぎりぎりできれば、うれしいし、

    ぎりぎりできなければ、くやしい。

    こういう感情が生まれて始めて、意欲が沸いてくるのだと思います。


    これは絶対に、集団授業では無理。

    そして、やる気のない、意識の低い、人の心理が見えない先生でも、絶対に無理。

    それらの条件を満たした先生が、しかも複数人で一人の生徒を見ているからこそ、

    可能になっているのだと思います。

結局は、

  面白い   = 適切なフィードバックが得られる

  つまらない = 適切なフィードバックが得られない

だけなんだと思います。好きなことってそうだし、大人だってそうですよね。

当たり前のことを、当たり前にやる、それが勉強好きへの近道です。
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2008/10/10 20:03 | Comments(0) | TrackBack() |

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