★★★★★ ★(またはみだしました) 後半は、いよいよ大仏が出来上がってきます。 いろんな要素があって、一言で書くのが難しい。 ・大仏建立のプロセスと危険な作業 ・都人の多様な生活 ・最高の技術者(渡来人)の緻密な計算と、 気の遠くなるような仕事を、身を粉にして働く人足の不思議な信頼関係 ・せっかくできた大仏は、大仏殿に覆われ、庶民から遠ざけられてしまう。 開眼供養も限られた宗教関係者のみの式典に。 一体、誰の、何のための、宗教であり、大仏であったのか。 宗教的権威と堕落 ・様々な別れ、歌、詩 そして、帰郷。 とても悲しい、苦しい、つらい、庶民の暮らしのお話ですが、 なぜか、なんとなく、清清しい、心が軽いのは、 国人(主人公)のひたむきな姿に、癒され、勇気付けられるからなのでしょう。 お勧めシチュエーション 夏休み推薦図書です。 |
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