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2024/11/25 05:23 |
「国銅」下

★★★★★ ★(またはみだしました)

後半は、いよいよ大仏が出来上がってきます。

いろんな要素があって、一言で書くのが難しい。
・大仏建立のプロセスと危険な作業
・都人の多様な生活
・最高の技術者(渡来人)の緻密な計算と、
 気の遠くなるような仕事を、身を粉にして働く人足の不思議な信頼関係
・せっかくできた大仏は、大仏殿に覆われ、庶民から遠ざけられてしまう。
 開眼供養も限られた宗教関係者のみの式典に。
 一体、誰の、何のための、宗教であり、大仏であったのか。
 宗教的権威と堕落
・様々な別れ、歌、詩

そして、帰郷。
とても悲しい、苦しい、つらい、庶民の暮らしのお話ですが、
なぜか、なんとなく、清清しい、心が軽いのは、
国人(主人公)のひたむきな姿に、癒され、勇気付けられるからなのでしょう。

お勧めシチュエーション
夏休み推薦図書です。


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2006/08/01 22:57 | Comments(0) | TrackBack() |

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