★★★★☆ 手塚治虫氏によるブッダの物語です。 全12巻。 手塚治虫の漫画をちゃんと読んだのは、恥ずかしながら初めてです。 まだはじめのころ(ブッダの生まれる前)なので、無常というか、 混沌とした世界です。 奴隷のチャプラ、不思議な能力(動物にのりうつる?)を持つタッタ(付加触賎民)など、社会の弱者ではあっても、無常感から怠惰に陥らず、何とか立ち上がろうとする者。 若き悩める僧侶、ナラダッタ。 そして人を救うために自ら火に飛び込んだウサギの逸話など。 これからブッダを世に迎える準備ができました。 王子として生まれるブッダが如何に、彼らと関わりあっていくのか。 しかし、動物たちまでもから、生まれるのを期待されるブッダとは、いかなる存在、いかなる奇跡。 |
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