★★★★★ ★(またはみだしました) 後半は、いよいよ大仏が出来上がってきます。 いろんな要素があって、一言で書くのが難しい。 ・大仏建立のプロセスと危険な作業 ・都人の多様な生活 ・最高の技術者(渡来人)の緻密な計算と、 気の遠くなるような仕事を、身を粉にして働く人足の不思議な信頼関係 ・せっかくできた大仏は、大仏殿に覆われ、庶民から遠ざけられてしまう。 開眼供養も限られた宗教関係者のみの式典に。 一体、誰の、何のための、宗教であり、大仏であったのか。 宗教的権威と堕落 ・様々な別れ、歌、詩 そして、帰郷。 とても悲しい、苦しい、つらい、庶民の暮らしのお話ですが、 なぜか、なんとなく、清清しい、心が軽いのは、 国人(主人公)のひたむきな姿に、癒され、勇気付けられるからなのでしょう。 お勧めシチュエーション 夏休み推薦図書です。 |
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★★★☆☆ あんまり「女たち」は関係なかったような。 エッセイ集 男のこだわりというか、「そうかー」という章もあれば、 なんとも思わない章もあり。 お勧めシチュエーション 電車や船の長旅で、だらだらと。 金曜日の帰りの通勤電車。 |
★★★★★ 昔読んだ本、第二段。 世界で唯一の「人肉食に関する裁判」? 極限の状況における心理と、集団の心理と。 きびしいです。 お勧めシチュエーション 夏休みの読書感想文かなあ。ゆっくり時間のあるときに、といった感じです。 |
★★★★★ 大学4年のとき、「就職せずに作家にでもなろうかな」という気もしていました。 それを打ち砕かれた気がしたのが、この本(ともう一冊)です。 裸の王様 例の裸の王様の話です。 |
★★★☆☆ 以前読んだのだが、なんとなくぱらぱらとめくってみた。 大仏建立の小説「国銅」を読んだので、東大寺も気になった。 意外と1回しか行ってないことに気づき、また行きたい。 そういえば、祖母の家のそばに、高岡大仏というのがあって、日本三大仏ということだが、何度となく見てきた大仏も、今度ゆっくり見てみたい。 |
★★★★★ ★(はみ出してます) 今まで読んだ本の中でも、うーん、最高ランク! 奈良の大仏を建立するための人足の物語。 と言ってしまっては足りない。。。 ・人足たちの暮らしぶり、労働の過酷さ、身分制度の過酷さ ・主人公の成長 ・出会い、別れ、家族、ロマンチックな話 ・当時の銅精製、大仏建立のプロセス ・当時の風習、文化交流 ・主人公を取り巻く、個性的な人々 ・生きること、働くことの意味、宗教、仏教 ・歌 いろんな要素が、無理なく、鮮やかに織り上げられる。 最初はかなり重く、暗く始まるだけに、鮮やかさが際立っている? とにかく、とてもとても、いいです。 箒木さんの本は、初めて読んだのだが、他の本もぜひ読みたい。 |
★★☆☆☆ タイトルに惹かれたが、ちょっと期待はずれ さおだけ屋の怪しいビジネスについては面白かったが、後は税金対策と、支出税の話。 それはそれで、悪くはないのですが、 タイトルで期待していたものがあったので(なに?)。。。 買う前に、パラ見くらいしておけば、こんなこともないのですが、 まあ、失敗の連続です。 |