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2024/11/25 18:55 |
「国銅」下

★★★★★ ★(またはみだしました)

後半は、いよいよ大仏が出来上がってきます。

いろんな要素があって、一言で書くのが難しい。
・大仏建立のプロセスと危険な作業
・都人の多様な生活
・最高の技術者(渡来人)の緻密な計算と、
 気の遠くなるような仕事を、身を粉にして働く人足の不思議な信頼関係
・せっかくできた大仏は、大仏殿に覆われ、庶民から遠ざけられてしまう。
 開眼供養も限られた宗教関係者のみの式典に。
 一体、誰の、何のための、宗教であり、大仏であったのか。
 宗教的権威と堕落
・様々な別れ、歌、詩

そして、帰郷。
とても悲しい、苦しい、つらい、庶民の暮らしのお話ですが、
なぜか、なんとなく、清清しい、心が軽いのは、
国人(主人公)のひたむきな姿に、癒され、勇気付けられるからなのでしょう。

お勧めシチュエーション
夏休み推薦図書です。


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2006/08/01 22:57 | Comments(0) | TrackBack() |
「女たちよ!」

★★★☆☆

あんまり「女たち」は関係なかったような。
エッセイ集
男のこだわりというか、「そうかー」という章もあれば、
なんとも思わない章もあり。

お勧めシチュエーション
電車や船の長旅で、だらだらと。
金曜日の帰りの通勤電車。



2006/08/01 19:03 | Comments(0) | TrackBack() |
「ひかりごけ」

★★★★★

昔読んだ本、第二段。
世界で唯一の「人肉食に関する裁判」?
極限の状況における心理と、集団の心理と。

きびしいです。

お勧めシチュエーション
夏休みの読書感想文かなあ。ゆっくり時間のあるときに、といった感じです。



2006/08/01 18:56 | Comments(0) | TrackBack() |
「パニック・裸の王様」

★★★★★

大学4年のとき、「就職せずに作家にでもなろうかな」という気もしていました。
それを打ち砕かれた気がしたのが、この本(ともう一冊)です。

裸の王様
例の裸の王様の話です。



2006/08/01 01:31 | Comments(0) | TrackBack() |
「五木寛之の百寺巡礼 ガイド版 第一巻」

★★★☆☆

以前読んだのだが、なんとなくぱらぱらとめくってみた。
大仏建立の小説「国銅」を読んだので、東大寺も気になった。
意外と1回しか行ってないことに気づき、また行きたい。

そういえば、祖母の家のそばに、高岡大仏というのがあって、日本三大仏ということだが、何度となく見てきた大仏も、今度ゆっくり見てみたい。




2006/07/30 03:35 | Comments(2) | TrackBack() |
「国銅」上

★★★★★ ★(はみ出してます)

今まで読んだ本の中でも、うーん、最高ランク

奈良の大仏を建立するための人足の物語。
と言ってしまっては足りない。。。

・人足たちの暮らしぶり、労働の過酷さ、身分制度の過酷さ
・主人公の成長
・出会い、別れ、家族、ロマンチックな話
・当時の銅精製、大仏建立のプロセス
・当時の風習、文化交流
・主人公を取り巻く、個性的な人々
・生きること、働くことの意味、宗教、仏教
・歌

いろんな要素が、無理なく、鮮やかに織り上げられる。
最初はかなり重く、暗く始まるだけに、鮮やかさが際立っている?
とにかく、とてもとても、いいです。

箒木さんの本は、初めて読んだのだが、他の本もぜひ読みたい。



2006/07/27 01:33 | Comments(0) | TrackBack() |
「人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?」

★★☆☆☆

タイトルに惹かれたが、ちょっと期待はずれ
さおだけ屋の怪しいビジネスについては面白かったが、後は税金対策と、支出税の話。
それはそれで、悪くはないのですが、
タイトルで期待していたものがあったので(なに?)。。。

買う前に、パラ見くらいしておけば、こんなこともないのですが、
まあ、失敗の連続です。



2006/07/26 02:34 | Comments(2) | TrackBack() |

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