★★★★☆ 「前58年以降、数年にわたりカエサル率いるローマ軍が、ガリアからブリタニアにいたる広範な地域をローマの勢力下におこうとして遠征を試みた貴重な記録である。当時のガリアやゲルマニアの情勢を知る上で必読の書として知られ、また、カエサル自身の手になるラテン語で書かれた簡潔にして流暢な文体は、文学的にも高い評価を受けている。タキトゥスの『ゲルマニア』とならぶ古代研究の最重要史料。」 うーん、大きくなったら改めて。 |
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★★★★☆ 「「異民族に対して敬意と軽蔑の気持ちを抱くことは、人類共通の問題です」。どの民族にも便利な技術として受容される“文明”に対し、個別に異なり、不合理かつ強烈に排他主義になる“文化”の複雑さと危険性を見つめる最終巻。岡本太郎と稲作文明を、梅棹忠夫とソ連崩壊後の世界を、佐原真と日本人のルーツを等、計7人と対話。」 メンバーがまたすごい。 |
★★★☆☆ 「日本におけるインターネット元年から十年。いまウェブ2.0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか──。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。」 対談の取り合わせは面白い。 ウェブ論ではあるかもしれないが、人間論かと言われると。。。 それを期待しただけに、そのまま終わってしまった感じ。 |
★★★★☆ 「ナチス興亡の時代を背景に三人のアドルフの運命を国際的なスケールで描いた筆者畢生の大作、全五巻。ヒトラーの出生の秘密とは?」 差別はなくならない。人はそれぞれ異なるから。 一人の個人から見て、世界は知り尽くすにはあまりに広く、人は分かり合うにはあまりに多く、歴史は人生に比べてあまりに長い。 そこで考え方は大きく3つの道に分かれる。 1.今自分が知っている世界をすべてとし、大切にそれを守る 2.どうせ分かりっこないから、空しい=>惰性で生きる 3.まだまだ知らないことが多いから、もっともっと知ることができる 1は意識的に、2は無意識的に、いわゆる差別を生む。 もっともっとできることはあるはず。 |
★★★★☆ 手塚治虫氏によるブッダの物語です。 全12巻。 手塚治虫の漫画をちゃんと読んだのは、恥ずかしながら初めてです。 まだはじめのころ(ブッダの生まれる前)なので、無常というか、 混沌とした世界です。 奴隷のチャプラ、不思議な能力(動物にのりうつる?)を持つタッタ(付加触賎民)など、社会の弱者ではあっても、無常感から怠惰に陥らず、何とか立ち上がろうとする者。 若き悩める僧侶、ナラダッタ。 そして人を救うために自ら火に飛び込んだウサギの逸話など。 これからブッダを世に迎える準備ができました。 王子として生まれるブッダが如何に、彼らと関わりあっていくのか。 しかし、動物たちまでもから、生まれるのを期待されるブッダとは、いかなる存在、いかなる奇跡。 |
★★★★☆ 「今や、入社3年で3割の若者が会社を辞める時代になった。本書は、「内側から見た富士通」の著者である城繁幸氏が、若者世代を覆う「閉塞感の正体」を指し示す。特にIT技術者は深刻で、明確に30歳で昇給を頭打ちにしている企業も珍しくない。キャリアパスを早期に閉ざされた30代がモチベーションを消失し、メンタルトラブルを抱える例が増えているという。若者が置かれている厳しい現実を知るのに適した一冊であり、ITマネジャも一度目を通してほしい。」 今の若者がなぜ。。。を知りたかった? いえ、私自身3年ずつ変わり続けているのですが、それをどう説明しているのかと思って。 (自分でもなんだか説明できなくて) が本書は、若者側には余りスポットはあたっておらず、会社や社会、国のあり方がそうさせるんだと。 確かに、公務員や大きな会社に限らず、あちこちで若者を食い物にする人だらけだという気はします。 特に善良そうな顔をして、意識的か無意識的にか、そのシステムの歯車として、 「リッパ」に機能している人間には、恥を知りなさいと言いたい。 いや言ってもわからないんだ。何故だか。 ただし、辞める側も、それぞれの理由で辞めているわけで、 そっちを掘り下げた方が未来が見えるのでは、という気がしています。 (それは年寄りはもう変われないだろうからというあきらめも含めて) |
★★★★☆ 実際のコードの説明があったり、「とにかく自分でやってみることが一番ですよ」という著者の考えに沿った、 今後社会はどうなるとか、大げさな話よりも、まずはあなたにもできますよ、という内容。 |